砂原のどかは、幼い頃に両親を事故で亡くしており、祖父と２人暮らし。

​決して裕福ではないけれど、それなりに幸せな日々を送っていた。

ある日、体調が不安定な祖父を病院に迎えに行った帰り道、猛スピードで突っ込んできた車が、のどかの車と接触してしまう。

大きな怪我はなかったものの、衝撃のショックで心臓発作をおこした祖父は帰らぬ人となった。

突然の出来事に悲しむのどか。

さらに、事故の原因を作った 柳瀬タクヤは、謝罪するどころか暴言を吐くような人間だった。

柳瀬の罪の軽さを知り、のどかの中で、悲しみが徐々に憎しみに変わっていく。

そんなとき、アリウムの９番ルイトが現れて――